2023年秋の予定

自由を愛する民族 コサックの子孫ウクライナ                                    

 「我ら自由の為に身も心も捧げよう。示そう、兄弟たちよ、我らがコサックの一族であることを。」ウクライナ国歌の一節の和訳です。コサックとは「家とも家族ともつながっていない人」、「自由な民」を意味し、ウクライナの歴史、文化、アイデンティティに深く結びつき、独立心を象徴する存在です。

 ウクライナ・コサックは16~18世紀にかけ存在したウクライナの歴史的な軍事的・社会的集団です。農民や自由民などが組織し、軍事的任務を果たす一種の民兵組織として活動、ウクライナの独自の文化や社会組織を形成する重要な要素でした。

 ウクライナのコサックは世界で初めての三権分立が規定された憲法を1710年に作成、リーダーは選挙で選出するなど、独特のコサック社会を民主主義の下で形成していました。のちにロシア帝国と一時的な同盟を結んだ結果、自治制を失い、植民地化されてしまいました。しかし、現在のウクライナ人にとっては、コサック精神が独立を目指す意志を表し、その理念は今でも引き継がれています。

 2014年2月に始まり、2022年2月に激化したロシアによるウクライナへの軍事侵攻は世界情勢を一変させました。この講座が、ウクライナの歴史、文化そしてウクライナ人が持つ未来への希望を皆様に理解して頂く一助になれば幸いです。

皆さまのご参加を心待ちにしております。

 

<講座日程>

第1回 2023年10月14日(土) 14時~16時  ウクライナの食と文化

第2回     11月18日 (土)   〃    ウクライナの歴史

第3回 2024年 1月 7日(日)     〃            日本で暮らすウクライナ人と戦争

第4回     3月23日(土)    〃    これからのウクライナ:日本との交流

 

会場: 調布市文化会館たづくり  調布市小島町2-33-1

      8F 映像シアター 

参加費:各回1,000円 (会場払い/学生無料)

講師: 片岡ソフィヤ

<お申込み・お問合せ>

   山田和子  Email: kataroearthcafe20@gmail.com

 

―講師プロフィールー

片岡ソフィヤ

ウクライナ キーウ生まれ

1993年に両親と共に来日。大学の4年間を除いた幼少期から現在に至るまで日本に在住。2011年にトロントの大学でビジネス学部を卒業後、現在はマーケティング・リサーチ会社に勤務。

 NPO KRAIANYにてウクライナの状況についてより正しい理解を深めるためのイベントでの講演や情報発信、及び負傷者のリハビリ支援や救急車などをウクライナに送る支援活動を行っている。

 

ー講師からのメッセージー

 「ウクライナ」と聞くとどのようなイメージを持たれますか?ロシアによる侵攻が長引き、悲惨なイメージを持たれている方も多いかもしれません。ですが、実はウクライナは長い歴史を持ち、雄大な自然と美しい街並みが作り出す素晴らしい景観、独自の文化と言語を誇る国です。ヨーロッパのパンかごとも呼ばれ、食べ物もとても美味しく豊富。

 ウクライナ文化を全く知らない!という方でも「ボルシチ」や「コサックダンス」「手袋(民話)」は聞いたことがあるのではないでしょうか?これらも全てウクライナが誇る大切な文化です。

 歴史や文化、そして今後のウクライナの発展など様々な観点からウクライナ、そしてウクライナ人が持つ未来への希望について紹介させていただきます。

 皆さまにお会いできる日を楽しみにしております。


自由を愛する民族 コサックの子孫ウクライナ
2014年2月に始まり、2022年2月に激化したロシアによるウクライナへの軍事侵攻は世界情勢を一変させた。ウクライナの歴史、文化そしてウクライナ人が持つ未来への希望について理解を深める講座
ウクライナ講座(10月14日開講)案内リーフレット.pdf
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黒海北部の国々ー歴史を通じて現在を知ろう!ー(終了)

2022年10月8日(土)午前10時~12時

 2020年10月~2021年7月、新型コロナウイルスの市中感染により延期を繰り返しながら、黒海北部の国で旧ソ連を構成する共和国の一つであったウクライナの隣国モルドヴァに関する講座を開催しました。まさか終了半年後の本年2月24日にロシアのウクライナ侵攻が始まり、この小さな国がウクライナからの避難民を受け入れたことで報道され注目されるようになるとは思いもよりませんでした。

 ウクライナ問題の背景を知るために、黒海北部の国々(ロシア、ウクライナ、モルドヴァ、1783年ロシアに併合されたチュルク系クリミア汗国)の歴史を紐解き、現在に迫っていきます。

 今回の講座は、上記モルドヴァ講座を担当されたエフゲーニーさんに再登板いただき開催する運びとなりました。皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

日 時 :2022年10月8日(土)午前10時~12時   *開場は開始30分前です。

 

場 所 : 調布市文化会館たづくり 調布市小島町2-33-1

      8F  映像シアター (定員 50名)

講 師 : ウジーニン・エフゲーニー

 

費 用 : 1,000円 (学生無料) / 各回会場払い

 

問い合せ・申込み:山田和子 Tel& Fax   042-488-0741

              Email       kataroearthcafe20@gmail.com

要予約         

 

<講師プロフィール> 

ウジーニン・エフゲーニー

 

ハリコフ(ソ連、ウクライナ共和国)生まれ、

モルドヴァのティラスポリ育ち

2008年 ロシア国立人文大学(モスクワ)にて

言語学博士号を取得

2009年より日本在住:ロシア語教師、翻訳、 

通訳、小学館「プログレッシブロシア語辞典」校閲

2016~17年 千葉大学にてアイヌ文学研究

 現在、府中市DIVE国際交流サロン職員

趣味:読書、言語学、山登り、歌唱、ギター、

 

  60~70年代の文化・音楽・映画

「黒海北部の国々」歴史を通じて現在を知ろう!
ウクライナの問題の背景を知るために、黒海北部の国々(ロシア、ウクライナ、モルドヴァ、1783年ロシアに併合されたチュルク系クリミア汗国の歴史を紐解き、現在に迫ります。
黒海北部の国々.pdf
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韓国講座「写真で旅する韓国の歴史と文化」(終了)

 1974年、開業したばかりのシャルル・ドゴール空港カート置き場で見たものは、ほとんどのカートの持ち手にある広告「Samsung/三星」。ずらっと並んだ様は壮観でした。日本企業の電気製品が認知され始めた頃で、韓国製はまだまだの時代。マーケットの小さい韓国の海外でのイメージ戦略が印象的でした。

 日本では、2003~2004年放送「冬のソナタ」が韓流の火付け役。日本ほどではないですが、韓国でも日本文化が解放された2000年代に日流が始まったようです。

 意外と知られていない韓国の文化もたくさんあるとのこと。その中にかつて日本にあった文化、又は日本の地方文化との共通点を発見するかもしれません。

 この講座が、最も近いようで遠い国韓国の現在を皆様に理解して頂く一助になれば幸いです。皆様のご参加を心待ちにしております。

 

<講座日程とテーマ>

 第1回:2022年10月23日(日)14時~16時 韓国の文化 ー言語、伝統、文化ー

 第2回:    11月 6日(日)     〃    韓流(K-Wave1) ーK-POP, K-DRAMAー

 第3回:2023年 1月15日(日)      〃    〃 (K-Wave2) ーK-FOODー

 第4回:     3月  5日(日)   〃    日本の中の韓国 ー日韓交流ー

             *開場は開始30分前

 

場 所 : 調布市文化会館たづくり 調布市小島町2-33-1

      8F  映像シアター (定員 50名)

講 師 : ソ・ミョンファン

 

費 用 : 1,000円 (学生無料) / 各回会場払い

 

問い合せ・申込み:山田和子 Tel& Fax   042-488-0741

              Email       kataroearthcafe20@gmail.com

要予約         

     

 

<講師プロフィール>

ソ・ミョンファン

韓国ソウル出身

2012年東京外国語大学入学

同大学大学院総合国際学研究科国際社会専攻博士前期課程修了

修士号(学術)取得。同大学院博士後期課程単位取得。

専門は韓国語教育:上智大学韓国語講師

駐日韓国大使館韓国教育院研究員

<講師からのメッセージ>

 日本から一番近い国、韓国はいったいどんな国でしょうか?皆さんは、韓国と言えば、どんな言葉を思い浮かべますか?世界唯一の分断国家、戦争がまだ終わっていない国、目覚ましい経済成長を成し遂げた国、K-DramaとK-Popの国、焼肉とキムチの国。日本から約2時間程度の近い隣の国などでしょうか?

 韓国は日本から一番近い国だからこそよく知っていると思われがちですが、意外と知られていない韓国の文化がたくさんあります。歴史的にも日本と深い関係を持つ韓国について言語、社会、文化など様々な観点から韓国についてお話しします。

皆さまにお会いできる日を楽しみにしております。

写真で旅する韓国の歴史と文化
歴史的にも日本と深い関係を持つ韓国について、言語、社会、文化など様々な観点から話を伺います。第2回、第3回は韓流に関して。
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